声優になりたい!と思ったら、まずは声優になるための技術を身につける必要がありますよね。
そのために専門学校や養成所へ通おうと考えている方は多いかと思います。
声優になる為の知識や技術は、たくさんの時間をかけて学んだ方がよい!
とは思うものの…同じ声優になれるのなら、なるべく短い期間で夢を叶えたい!
または、何年間という条件付きで声優に挑戦させてもらえるという方もいるのではないでしょうか?
更に、昨今、アニメ声優のアイドル化が進み、技術だけではなく年齢が若い人の方が合格しやすいオーディションがあるのも事実ですし、オーディションを受けられる対象年齢が16歳~24歳まで!といったものまであります。
オーディションを24歳までしか受けられないなんで、ちょっと焦ってしまいますよね。
- 専門学校や養成所で何年勉強する必要があるのか…
- 声優になりたいと思って、勉強を始めた人達はどれくらいの期間学んでいるのか。
- 自分が行きたいと思っている養成所や専門学校は普通より授業の日数が多いのか短いのか。
このような悩みをかかえている人が学び始めてから後悔する事がないように、実際に養成所や専門学校を卒業するには何年くらいかかるか調べてみました。
声優専門学校おすすめ人気ランキング一覧!【全20校を徹底比較】
目次
声優養成所に通う期間は何年?
養成所は、各声優プロダクションが人材育成のために運営している事が多く、一週間の授業日数や、通う年数・期間も各プロダクションで決めているため様々です。
代表的な養成所3校の期間をまとめました。
養成所名 | 一般的に通う期間 |
日本ナレーション演技研究所 | 3年~6年間(基礎科(初級)・本科(中級)・研修科(上級))で1年ずつ |
インターナショナル・メディア学院 | 1年~3年(ベーシックコース・アドバンスドコース・プロコースで1年ずつ) |
青二塾 | 1年間 |
日本ナレーション演技研究所
入所審査を受け実力に応じて、基礎科(初級)・本科(中級)・研修科(上級)の3つの科に分かれて学びます。
1年に一度、進級審査があり合格すれば上の科へ上がる事ができるシステムです。
通常は1年ずつの計3年、1つの科は最大2年間学ぶ事ができるので基礎科で入学した場合、最長で6年間通うことが可能です。
また、入所審査の際に実力が認められ、本科(中級)や研修科(上級)からスタートできれば、3年未満の卒業も可能です。
日ナレの評判や口コミは?卒業生や学費、レッスンについても徹底解説
インターナショナル・メディア学院
未経験の場合は声優ベーシックコースから入学し、毎月1度のオーディションに合格すれば、声優アドバンストコースへ進めます。
声優アドバンストコースでは、年に4回プロダクション所属オーディションがあり、実力が認められればプロダクション所属となります。
更に、声優・俳優プロコースでは、プロダクション所属をしていない方を対象に、ラジオ番組、テレビ番組、映画の出演をバックアップしてくれます。
インターナショナルメディア学院の評判や口コミ、学費について解説!
青二塾
4月に入塾し、翌年3月に青二プロダクションへの所属オーディションを受けるという1年間の授業スケジュールです。
【経験者が語る】未経験・初心者が声優養成所に入るには?おすすめの養成所
【経験者が解説】声優の養成所では何をするの?5つのレッスン内容を紹介
声優養成所卒業後の進路はどうなるの?
ほとんどの声優養成所で、在学中に提携プロダクションへ所属できるかどうかを決めるオーディションがあります。
ここでプロダクションへの所属ができれば、声優としてデビューしていくことになります。
もちろん大手のプロダクションへの所属は簡単なものではありませんが、できるだけたくさんのプロダクションを受けてどこかに所属することを目指しましょう。
所属ができれば、あとは自分次第です。
声優としての実績を積み、大きな仕事をもらえるよう日々努力していきましょう。
声優専門学校に通う期間は何年?
声優の専門学校は、2年間などの期間週5日などで通って、基礎から応用までしっかりと声優になるためのスキルを身につけるところが一般的です。
ここでは代表的な3校を紹介します。
総合学園ヒューマンアカデミー
一つ目に紹介するのは、ヒューマンアカデミーです。
現役声優・俳優が講師を務める授業や、オーディション数の多さが「総合学園ヒューマンアカデミー」の強みです。
開催されるオーディションは年間350回以上。
第11回声優アワード新人男優賞を受賞した伊藤節生さんがここの卒業生ですね。
二年間で学ぶ声優専攻の他に、半年~1年間で自分に必要なカリキュラムを組み立てて学ぶ、夜間・週末講座もあります。
代々木アニメーション学院
二年間で学ぶ声優タレント科の他に、週一日・6か月間、学ぶことができる、声優ベーシックコースや上級クラスの声優アドバンスコースがあります。
こちらのコースは専門学校としてではなく、塾や習い事感覚で学ぶコースです。
アミューズメントメディア学院
二年間で学ぶ声優学科(本科)の他に、夜間・日曜日に学ぶことができる声優学科(夜間・日曜)があります。
こちらのコースは専門学校としてではなく、塾や習い事感覚で学ぶコースです。
アミューズメントメディア総合学院の評判はやばい?口コミや学費など
声優専門学校卒業後の進路はどうなるの?
在学中にプロダクションの関係者を学校に招いて、学内オーディションを行っている学校が多いです。
実力次第では、学内オーディションで合格したプロダクションに所属ができます。
しかし、大手のプロダクションになると提携の養成所を持っていて、プロダクションに所属する為には、養成所に入り養成所生を対象とした所属オーディションに合格する必要がある場合も多いです。
ですから、卒業後は自分の目指す事務所直属の養成所に入り所属を目指して更に勉強する方もいます。
【経験者が語る】声優専門学校卒業後が不安!その後の進路や就職は?
声優事務所に所属になれた場合はどうなるの?
あなたの努力が実り、声優事務所や声優プロダクションに所属になることができた場合、その先の進路はどうなるのでしょうか?
プロになる為にはどのようなステップを踏むのでしょうか?
養成所や専門学校の期間を調べ、どれ位の年数がかかるのかを調べている堅実なみなさんなら気になるはず…
ここから先の流れは、各プロダクションによってシステムが違うので一概には言えないのですが、プロの声優として仕事をしていくまでの大まかな流れをご説明します。
まず、所属できたと言っても、仮所属・準所属・預かり所属など、1~3年程の試用期間を設けているプロダクションがほとんどです。
この期間中、1年ごとや2年目で…など、各プロダクションによって違いますが、審査があり、事務所へ所属させ続けるかどうかが決まります。
この審査では、オーディションがある訳ではなく、日頃の態度や仕事での評価、売上金額、将来性などを加味して、マネージャー会議などで決まります。
いくら、学校で技術を学んできたと言っても、プロとして、少なくない金額をもらい仕事をするとなれば話は別です。
さらに実力はあったとしても、現場に出てみたら遅刻や挨拶ができない、失礼な態度があったなどの基本的なマナーが悪く、事務所の看板に泥を塗るなんて事があっては困ります。
事務所での受け答えや、仕事に取り組む姿勢を見た上で、各マネージャーが現場に出しても大丈夫そうだと判断すれば、新人で良いという仕事や簡単な仕事を依頼し、現場での評判を加味して、仕事を任せられる人材であるかどうかを評価されていきます。
または、オーディション案件を依頼し、役作りや、実際オーディションに出してみてのディレクターや演出の反応を見る事もあります。
そこで役が決まったり、ディレクターや演出のお眼鏡に叶えば、小さな役をもらえて、マネージャーの評価が上がる場合もあります。
“事務所に所属できる”というのは、“就職する”とは全く違います。
就職できれば月々の給料をもらえますが、所属をしても1円もお金は入ってきません。
マネージャーに信頼され、仕事をもらって初めてお金が入ってきます。
そのために、事務所へ所属になってからも、自作のボイスサンプルを提出したり、事務所のマネージャーとコミュニケーションをとったりして自分を売り込んでいかなくてはいけません。
そして、ようやく仕事をもらえたら、現場で実績を残し、次の仕事につなげていく…
そうして仕事を積み重ねていくことによって、プロの声優になっていくのです。
まとめ
声優になる為に学校へ通う期間を調べてみました。
声優専門学校は基本的に2年、声優養成所は各プロダクションの方針により通う年月は様々ではあるがおおよそ1年~3年くらいです。
声優というのはスキルが非常に求められる職業であり、技術がない状態で現場に出てしまってはマイナスな評価を受けてしまい次から仕事に呼んでもらえなくなってしまいます。
なので時間をかけてでもまずは専門学校や養成所でしっかりと基礎から身につけることが大事です。
皆さんが声優として活躍し、いつか現場で一緒にお仕事ができる日を楽しみにしております。
高校生の頃に声優に憧れ、日ナレを卒業後、大手声優事務所の声優として活動中。これまでアニメの声優やナレーションなど様々な仕事を経験。